三隅郡山間部の寒村、羽生蛇村。三方を山々に囲まれた盆地に位置し、中央には村を縦断するように眞魚川が流れている。
村の歴史は古く、1976年に起きた自然災害に至るまで、約1300年もその歴史をさかのぼることができる。ただしその自然災害によって朽ち果て、ほとんどの家屋が消滅し、現在は不可解な超常現象の噂が絶えない場所となっている。(その背景には、羽生蛇村が以前から近隣の村との付き合いがない閉鎖的な村として知られていて、秘密裏に恐ろしい儀式が行われていたという噂によるところが大きいのではないかと考えられる)
災害以前、大字粗戸と呼ばれる地区には食堂やタバコ屋、理髪店などが並ぶ小さな商店街があったと言われているものの、記録によれば羽生蛇村小学校折部分校では2学年1クラスという極めて小規模な編成になっていて、当時からすでに過疎化が進んでいたものと考えられる。
